僕たちの間には、いつもJAZZが流れていた。

アニメ 坂道のアポロン ORIGINAL SOUNDTRACK
Produce 菅野よう子 Staring   松永貴志 (Kaoru Piano),   石若駿 (Sentaro Drums)他
Information
薫のピアノ、千太郎のドラム、聴きのがせない劇中のJAZZを再現
 フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送中のアニメ「坂道のアポロン」オリジナル・サウンドトラック!2009年「このマンガがすごい!」オンナ編で堂々No.1に輝いた漫画「坂道のアポロン」(2012年小学館漫画賞受賞)を、アニメ業界随一の音楽通で知られる渡辺信一郎監督が渾身のテレビアニメ化!
 そんな作品の音楽をトータルプロデュースするのは、映像音楽業界で第一線を走り続ける菅野よう子。劇中で演奏される往年の名曲JAZZや、菅野よう子書き下ろしのサウンド・トラック等、アニメの名シーンがフラッシュバックする全24曲収録。

★キャラクターデザイン結城信輝による、描き下ろし絵柄ジャケット
★豪華ミュージシャンによる全曲新録音
  松永貴志(Pf)、石若駿(Ds)、類家心平(Tp)、古川昌義(Gt)、鳥越啓介(Bs)、佐野康夫(Ds) 他
★フィーチャリング・ボーカル 手嶌葵(歌手)、南里侑香(迎律子役)、古川昌義(桂木淳一 歌役)
アニメ「坂道のアポロン」オリジナル・サウンドトラック 4月25日発売  ¥3,059(tax in) ESCL 3874
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収録内容・試聴・楽曲解説

1. KIDS ON THE SLOPE
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
2. Chick‘s Diner
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
3. Moanin‘
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 "MOANIN' "の"MOAN"は嘆き、呻き。一人ピアノを奏でる薫は、このタイトルの意味を意識する。JAZZと出会った、そして自分と千太郎を結びつけた楽曲。アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズの大ヒット曲で、クラシックだけを演奏してきた薫もそのメロディは知っていたほど。レコードから流れるメロディ、ピアノ、オルガン、ドラムとのセッション、、、。STORYとともに形を変え登場するこの曲は、「坂道のアポロン」のテーマ曲に等しい。
4. Bag‘s Groove
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STORYの序盤、JAZZの洗礼を受けた転校生、薫が初めて加わる生のセッション。千太郎のドラム、律子の父親によるベース、そしてトランペットの淳兄。マイルス・デイビス(tp)とセロニアス・モンク(pf)の掛け合いが印象的なマイルス盤を参考に、劇中ではピアノを抜いた3人のセッションに、JAZZは初めての薫が加わる初々しさを再現した。
5. Blowin' The Blues Away
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米兵の集まるバー、クリスマスパーティでのセッションで登場する楽曲。百合香に気もそぞろな千太郎をあおる薫のピアノが、演奏に火をつける。一気に疾走感を増す掛け合いは、酔客からは「うるさくてかなわん」と言われるほど激しいものに。ブルースのみならず、この曲を書いたホレス・シルバーをぶっ飛ばすように演奏。
6. Satin DollNEW
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アニメ作品には登場しなかったジャズナンバー。STORYは高校3年への進級を目前に。薫、千太郎、律子、主人公三人の関係には変化が訪れるが、地下室でのセッションは変わらずの日々だ。千太郎に「ボン 今んと モンクのごたったやっか」と言われるピアノ演奏に「サテンドール」を選んだ。劇中再現のためピアノとドラムのデュオで、デューク・エリントンをトリビュートするセロニアス・モンクのような柔らかな松永貴志のピアノで収録。
7. YURIKA
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
8. Rosario
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック


9. Curandelo
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
10. Transparent
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11. Run
     <featuring mabanua>
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mabanua書き下ろしサウンドトラック
12. But not for me
     <featuring 類家心平 & 古川昌義
      as Junichi performs>
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 チェット・ベイカーの代表曲で、ガーシュイン兄弟の作品。 「Blowin' The Blues Away」(track5)を野次られふてくされる千太郎を横目に、淳兄は薫とこの曲をデュオで演奏。トランペットに続く甘いヴォーカルは、薫を驚かせただけではなく、百合香の目をくぎ付けにした。類家心平(tp)と、ギタリストとして活躍する古川昌義(vo)。二人のコラボレーションが、アポロン屈指のイケメン、「淳兄」を創り上げた。
13. My Favorite Things
     <featuring 南里侑香
     as Ritsuko sings>
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律子が見たがっていた映画、「サウンド・オブ・ミュージック」の中に登場する代表曲の一つで、ジョン・コルトレーンの演奏でジャズのスタンダードとなった名曲。いまや様々なアレンジでCMなどにも登場し、誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。ジャズトリオではオリンポスに勝てないと思った薫が、律子の鼻唄を聴き、文化祭に誘う。劇中の律子を演じる南里侑香によるヴォーカルは、初々しく、可愛らしく、この楽曲の良さを引き出している。
14. Equinox
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
15. A Piece Of Blue
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16. Lullaby Of Birdland
     <featuring 手嶌葵>
     バードランドの子守唄
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東京で、幼いころに離れた母親と会った薫は、別れ際にレコードをプレゼントする。次に会うときまでに練習しておいて欲しいと願った楽曲が、クリス・コナーの歌う「バードランドの子守唄」。バード=チャーリー・パーカーの名前を冠したNYのジャズクラブ「バードランド」にオマージュを捧げた名曲だ。切なくも、温かいこのシーンのために、映画「ゲド戦記」や「コクリコ坂から」で印象的なヴォーカルを聴かせた手嶌葵が参加。素晴らしいアレンジとともに新たなスタンダードが完成した。


17. Jazz For Button
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
18. Four
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 さまざまな想いが交錯し、東京へ向かう淳兄を素直に送る気持ちになれない千太郎が選んだのは"果たし合い"!JAZZのセッションだ。選んだ楽曲はマイルス・デイビスの"Four"!二人の激しい掛け合いについていけなくなる薫、それはまさに"本気の殴り合い"。類家心平(tp)と石若駿(ds)の熱い演奏で、二人の男の激しい気持ちを目の当たりにすることになる。
19. Easy Waltz
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松永貴志書き下ろしサウンドトラック
20. float
     <featuring mabanua>
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mabanua書き下ろしサウンドトラック
21. Milestones
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 最後の文化祭の出場を決めた薫と千太郎。ロックバンド・オリンポスから、ロックVSジャズの宣戦布告を受けた二人は律子の父・勉(bs)を招くことに。いやいやどころか、相当乗り気のベースを加えて練習する曲として選んだのが"Milestones"。その名の通り、マイルス・デイビスの代表曲の一つだが、ビル・エヴァンスによるピアノトリオもまたスタンダード。そのトリオで負ける気のしないセッションに励む。
22. Apollon Blue
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菅野よう子書き下ろしサウンドトラック
23. Kaoru & Sentaro Duo
      in BUNKASAI
     (Medley “My Favorite Things
     〜いつか王子様が〜Moanin‘”)
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2年の文化祭。電源の落ちた会場。幕越しに聞こえた、「大事な相棒ば、待たせとるけんな」との千太郎の言葉。止まってしまったロックバンドの演奏をつなぐ、薫の生ピアノ。メロディにのる千太郎のリズム。いつしか曲は乗りかわり、あの曲"モーニン"へ。そして二人で駆け下りる坂道。 ふとしたことで傷つき、遠ざかった気持ちを再び結んだのはやはりJAZZ。「坂道のアポロン」屈指の名場面を、松永貴志と石若駿が見事に演じきった。
24. Someday My Prince Will Come
     いつか王子様が
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ディズニーの名作アニメーション、"白雪姫"の中に登場するこの曲は、薫の律子への想いを象徴するような楽曲となった。デイヴ・ブルーベック、マイルス・デイビスをはじめ、多くのジャズ・ミュージシャンに愛されたこの曲だが、薫が手本にしたように、ビル・エヴァンスによる演奏が名高い。律子への告白に、文化祭でのセッションに、そして薫を想う律子がふと奏でるピアノに、幾度となくこのロマンティックなメロディが現れる。松永貴志による繊細な演奏で余韻まで楽しみたい。


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